猫の飼い方~しつけと育て方~


【猫の習性】厄介なオス猫のスプレー行為は去勢手術の時期で確率が下がる

最終更新日: 2018年9月6日

スプレーとは、オス猫が立ったままおしっこをする行為で、なわばり主張のために行う猫の習性の一つです。

排泄とは無関係

トイレ以外の場所でおしっこをするすると、
「トイレが我慢できずお漏らししてしまったのでは?」
「トイレの場所がわからなかったのでは?」
と疑ってしまいますが、スプレー行為は排泄とは全く無関係で、猫の繁殖行動の一つなのです。

猫はおしっこの臭いから、様々な情報を得ることが出来るそうです。例えば、性別、体格や年齢などをおしっこの臭いから判別することが出来ます。またおしっこをしてからどれぐらいの時間がたったのかも知ることが出来ます。

この行為は、猫の繁殖行動において重要なサインとなります。例えば、オスのおしっこを発見したオス猫は、おしっこをした時間からオス猫がまだ近くにいるかどうかを判断し、喧嘩にならないように他の場所に移動します。また、メスのおしっこを発見したオス猫が、メスに会うために待ち伏せをすることもあります。

去勢手術の時期で確率が下がる

このように、猫の繁殖行動において非常に大事なスプレーですが、飼い主としては家の様々なところにおしっこをされるのは困りものです。この行為をやめさせる最良の方法は去勢手術を行うことです。

去勢手術の目安は、生後6ヶ月~10ヶ月です。この時期を過ぎると、オス猫は繁殖のためのスプレー行為を行い始めます。
この行為を一旦覚えると、去勢手術を行った後も行為が残る可能性がありますので、オス猫が繁殖行動を始めるより早い、子猫の段階で去勢手術を行う必要があるのです。
生後6ヶ月~10ヶ月で手術を行っておけば、スプレー行為をする確率は格段に下がります。

【猫の避妊と去勢】メス猫の避妊、オス猫の去勢手術の時期とその費用も合わせてお読みください。




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