猫の飼い方~しつけと育て方~


【猫の習性】猫の爪とぎはイタズラではない!叱っても無意味です

最終更新日: 2018年9月6日

家具や、家の柱などで爪とぎをされると、飼い主としては困ってしまいますね。しかし猫にとって爪とぎはやめる事の出来ない、不可欠な行為なのです。決して叱ったりせず、専用の爪とぎ器を購入して爪とぎを促してあげるようにしてくださいね。

爪とぎの理由

猫の爪とぎの主な理由は、爪の手入れです。人間も爪を切らないで伸ばしっぱなしにしておくと大変不便ですね。同じように猫も爪の手入れを行わないと、何かと不便なようです。猫の爪は、古くなると「カサブタ」のようになりその下に新しい爪が生えてきます。
「バリバリ」と爪を引っ掛けるようにしているのは、この「カサブタ」を剥がそうとしているのです。古い爪を剥がすことによって、表面を常に鋭くしているのです。

爪とぎのもう一つの理由

上記の理由とは関係なく猫が爪とぎをする場合があります。それはマーキングとストレスの発散です。マーキングとは、他の猫に自分の縄張りを知らしめる行為で、より高いところに爪の後を残そうとします。「大きくて強い猫がいる」と思わせるためでしょう。

ストレスによる爪とぎ行為は、何か嫌なことがあったときに無作為にバリバリとやります。止めさせると余計にストレスが溜まりますので、発散させてあげるようにしてください。

爪とぎをしないとどうなるか

もし、猫が爪とぎをしないとどうなるでしょうか?インドのスリドハー・チラル氏というおじいさんが、66年間爪を伸ばしつづけ、2018年に約9mというギネス記録を樹立したそうですが、同じように猫の爪も延々と伸びていきます。
ただし、猫の爪をよく見てください。内側にカールしていますよね!この爪がどんどんと伸びていくと、足の皮膚、調度にくきゅうの部分に刺さります。
これは、可能性の話ではなくて、実際にうちの猫がそうなりました。何かの具合でうまくかさぶたがはがれなかったようです。
そのまま気が付かず、2~3ヶ月すると爪がにくきゅうに刺さって化膿していました。爪をとがなかったばかりに動物病院行きになってしまったのです。

家や家具への被害を抑えるには

とは言っても、家の壁や家具でバリバリやられると困ってしまいますね。それを防ぐには猫専用の爪とぎを完備するのが最良の方法です。

段ボールの素材でできており猫の爪がひっかかりやすくなっています。これを各部屋に置いておくことで、賢い猫は爪とぎ器で爪をとぐことを覚え、家具への被害が少なくなります。




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