猫の飼い方~しつけと育て方~


【猫の習性】トイレの後の砂かけには意外な真実が!?

最終更新日: 2018年9月6日

猫はトイレで用を足した後に、便や尿に砂をかけて隠すという習性があります。この行為も誰が教えたわけでもないのに、猫が行う習性の一つです。

排泄物に砂をかける理由

この習性のおかげで、猫のトイレのしつけはずいぶんと楽なのですが、この行為を行う理由について、明確には解っていません。
全ての猫が本能的に行うことを考えれば、野生で生きていくのに不可欠なことであったに違いありません。

理由1 獲物に気づかれないようにしている

砂かけ動作については、有力な説が2つありその一つは、獲物に臭いで気づかれないようにする為ではないかと考えられています。猫は狩りをする動物ですので、自分の存在を小動物などに気付かれるのを嫌い、便や尿を隠すようになったのではないかと言われています。

理由2 縄張り意識

もう一つの理由は、「縄張り意識」です。猫は、排泄物により縄張りを主張することがあります。その為、沢山猫が生息している環境で、排泄物を放置しておくと争いが勃発する可能性があり、「縄張り主張」に関係のない排泄物は、砂をかけて隠すという習性が身についたのではないかと考えられているのです。その根拠として、猫グループのボス猫だけは、便や尿を砂で隠さない事が解っています。

このことから、何匹も猫を飼っている人は、便を見る事で「我が家のボス猫」がわかるかもしれません。
私は現在、5匹の猫を飼っていますが、やはり1匹だけ便を隠さない猫がいます。




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