猫の飼い方~しつけと育て方~


【子猫の飼い方】生後3-4週目の、赤ちゃん猫の保育方法!

最終更新日: 2018年9月5日

猫の成長は人間より数段早く、赤ちゃん猫と呼べる時期は生後3~4週目までの短い期間です。この項目では、この時期に何らかの理由で、母猫がいない場合の人工保育方法を解説します。

母猫が健在の場合

母猫が健在の場合は、無理に引き離さず母猫に保育を任せたほうが賢明です。
十分な免疫力を得るためには、母猫の母乳に勝るものはありません。また、目が見えていない時期は母猫が赤ちゃんのお尻をなめて排便の手助けをします。特に理由がないなら生後4週目までは、母猫と引き離さないようにしましょう。
母猫と引き離す最適なタイミングはこちらの記事をどうぞ

何らかの理由で、母猫がいない場合だけ、人工保育方法をしていくことになります。

環境と室温(ベット作り)

猫はそもそも寒さに弱い生き物で、赤ちゃん猫は体温調整をすることも得意ではありません。人間と同じように赤ちゃんの時期に風邪をひくと非常に危険です。暖かい部屋で常に暖をとれるようにしておきましょう。

赤ちゃん猫が、入れる大きさの箱やカゴを用意し、底の部分に柔らかいクッションと毛布代わりのタオルケットを敷きます。そこに猫を寝かせて上からも軽いタオルケットをかけてあげます。中にはカイロを入れて、赤ちゃん猫が寒くないようにしてあげます。これでベットは完成です。後はカイロが冷めたら交換してあげてください。

ミルクのあげ方

母猫の母乳の代わりに、猫用のミルクで哺乳を行います。必ず猫用のミルクを与えてください。牛乳を与えると(ほぼ)お腹を壊してしまいます。哺乳瓶も猫専用のものが市販されています。回数と量は、猫用ミルクの注意書きに従ってください。

猫用ミルク

猫用哺乳瓶

哺乳瓶に、ミルクを入れて少しずつ飲ませてあげてください。なかなかうまく飲んでくれない子も多く、根気のいる作業です。自分で飲まない子猫は、少し強引に口の中に乳首を入れて少しずつミルクを出してあげてください。それでも上手く飲めず、何日も飲めない状態が続く場合は、動物病院に相談し、スポイト等で飲ませる方法を試してください。 哺乳を行う期間は生後3~4週目までが目安です。

おしっことうんち

生後3~4週目まで、目も見えておらず歩くことも出来ない時期の子猫は、自分で排泄することが出来ません。ティッシュやガーゼ等を肛門にあてて、軽く刺激を与えてあげることで排泄を促します。

赤ちゃん猫の保育は根気のいる作業ですが、時期はそう長くはありません。生後3~4週目以降は、各段に手がかからなくなりますので、頑張って乗り切りましょう!




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